この記事の途中に、以下の記事の引用を含んでいます。
Switching to Omarchy
古いPCでも快適!「Omarchy」という選択肢が話題
今回ご紹介する記事は、2017年製のゲーミングデスクトップPCを持つ筆者が、「TPM2.0がないためWindows 11にアップグレードできない」という課題をきっかけに出会った「Omarchy」というLinuxディストリビューションに関するものです。
本記事は、「ハードの性能はまだ十分なのに、OSの制限で活用できない……」とモヤモヤしている多くのPCユーザーにとって、新たな一手を示してくれる内容となっています。
Windowsのアップグレード問題や、Linuxディストリビューションの導入敷居、さらには開発者目線での使い勝手――。
さまざまなトピックが絡み合う本記事を分かりやすく解説し、普段使いOSをアップデートしたい方や、より快適な開発環境を求めるユーザーへの気づきをまとめていきます。
シンプルさとスピードを実現:Omarchyの特徴が光る
まず筆者は、Windows 11のアップグレード要件を満たせず、サブスティテュート(代替策)を探す中でOmarchyに出会います。
引用します。
I have a gaming desktop from 2017. Unfortunately, it does not have a tpm2.0 chip, which prevents me from upgrading to Windows 11. My PC can run 90% of games on steam and is still going strong.
つまり、PC自体はパフォーマンス面で全く問題がないにも関わらず、最新Windowsの「TPM2.0必須」という仕様によりアップグレードできずに困っていたという状況です。
ここで筆者は、「PCそのものを買い替える」「Windows 10で我慢する」という選択肢ではなく、「他のOS(Linux系ディストリビューション)への乗り換え」を探り始めます。
そして注目したのが、dhh(Ruby on Rails開発者として有名)によって作られたarch linuxベースの「Omarchy」でした。
「インストール15分」「抜群のショートカット」等、開発者向け設計に注目
記事で強調されるもう一つのポイントは、インストールの容易さと設計の良さです。
Installing Omarchy was a breeze. I just flashed the iso and booted from USB. After 15 minutes, I had a fully configured desktop. When you first login, you are greeted with a lovely wallpaper.
「USBから15分でセットアップ完了」とのことで、これまでLinuxディストリビューションと聞いただけで構えてしまっていた人ほど、「え、こんなに簡単なの?」と感じるでしょう。
さらに、ショートカットの多彩さやタイル型ウィンドウマネージャによる快適な操作感にも触れています。
There are a lot. Here are the ones I use the most:
super + enter: open terminal
super + shift + b: open browser
super + b: close window
super + 1,2,3…: switch desktop environment
super + space: open apps
super + alt + space: open settings
つまり、手元のキーボードだけで「アプリ起動→設定変更→デスクトップ切り替え」までを一気に操作できるので、UIの煩雑さに悩まされるWindowsやMacOSとは異なる体験が得られるのです。
また、ウィンドウの自動タイル化(自動リサイズ・整列)により、マルチタスクも効率大幅アップ。
When you open new windows with these shortcuts, they are automatically sized via the tiling manager, which is a tightly integrated experience, much better than what I have experienced on MacOS or Windows.
ここにも、「既存のOSでは得られない操作の気持ちよさ・スピード感」を満喫できる理由があります。
プロ開発者も納得の“そのまま使える”環境
さらに嬉しい点として、初期状態で「開発に必要なツールや設定が整っている」ことも挙げられています。
Additionally, omarchy comes pre-installed with common developer configurations and apps, like docker, neovim (with lazyvim), etc. I can tell dhh put a lot of thought into what an OS should feel like out of the box for a tech professional.
通常、「Linuxで開発環境を整える」と聞くと、各種エディタやコンテナのセットアップ、パッケージ管理などで一日が終わってしまうことも珍しくありません。
しかしOmarchyは、「エンジニアに使われることを前提にした合理的な初期設定」が徹底されており、導入直後から本格的な開発に取り掛かれる点で大きな魅力です。
特にneovim(lazyvim設定付き)は高機能エディタの中核的な存在。
また、Dockerの標準搭載によってモダンな開発フローにもすぐ対応可能です。
「OSに自己主張させない」設計思想が個人の生産性を引き出す
筆者が最終的にOmarchyを高く評価している理由は、このOSが「ユーザーの操作性・自由度」と「開発者向けの実用性」をバランス良く両立している点です。
Overall, I highly recommend Omarchy for users who want more control over their OS.
私自身、各種LinuxディストリビューションやMac/Windowsで長年開発をしてきた現場を見てきましたが、OSが「自己主張」してユーザー体験を制限する(=重いデザイン、無駄なプリインストール、設定の不自由さ etc.)ケースは意外と多いものです。
Omarchyの設計思想は、そうした「OS主導」ではなく、「ユーザー主導」でOSの機能もUI構成も柔軟に選べるというもの。
特に近年、「Windows 11の強制アップグレード」「Apple Mシリーズへの移行に伴う古いMacの置き換え」など、OSやメーカーの都合でまだまだ使えるハードウェア資産を手放さざるを得ない事例が急増しています。
この流れへのカウンターとして、「ハードの寿命をユーザーが自分で決める」「システム全体をコントロールできる」思想は、多くの“パワーユーザー”や開発者にとって非常に強い味方となるはずです。
「Omarchy」はなぜこれからの“賢い選択”なのか?
Omarchyの価値は、「無駄にお金をかけず、まだ使えるハードを最後まで使い切れる」という点につきます。
年々進化するハードウェア要件と、本質的には変わらぬ自分の用途やワークフロー。
「自動車の車検切れ」状態で廃車にするような消費を是としない人や、開発で「最適なツール群」を利用したい人に、Omarchyはまさに理想の選択肢と言えるでしょう。
さらに、インストールと初期設定のシンプルさ/余計なGUIやプリインなし/厳選されたエンジニア向け機能の数々――。
従来のLinuxディストリビューションに壁を感じていたユーザーでも、「これなら十分実用できる」と納得するはずです。
セットアップ済みのWindows PCに“飽きてきた”人、Macの独自仕様(Finderやコマンド体系)に閉塞感を持つ人、「もっと自分で環境を作り込みたい」層にも、Omarchyは新しい体験をもたらしてくれることでしょう。
結論:「OSを選ぶ自由」はあなたの手に
今回の記事を通して、「Omarchy」という比較的新しいLinuxディストリビューションの魅力――
– ハード活用寿命の最大化
– 開発者の“すぐ使える”環境
– 操作性・カスタマイズ性の高さ
– シンプルかつ強力なUI設計(タイルウィンドウ・ショートカットなど)
――が改めて浮き彫りになりました。
今やOSは「メーカー推奨だから」ではなく、「自分が求める快適さや生産性を最大化できるか」で選ぶ時代。
TPM2.0やMシリーズなど、メーカー主導の“世代強制”の波に抗い、「自分の資産を使い切る」ための賢い選択肢こそがOmarchyのような自由なディストリビューションだと強く感じます。
ぜひ、「PCはまだまだ使えるのにOSだけが古くなってきた…」と感じている方こそ、「Omarchy」を一度試してみてはいかがでしょうか。
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